なんとなく読書感想文

小説:実用書:漫画=1:1:1。活字を読んでいるだけでそれなりに楽しい、というおめでたい頭の持ち主なのであまり書評的なことはしません。ただの感想文。流行にはついていけてません。

本と妄想:『本の時間を届けます』

 

本の時間を届けます

本に関わることを生業とする女性たちについて書かれた本。

主に仕事の昼休憩中に読みました。なのでこの本を読んで、現実から離れて、本屋の店主になった自分を妄想したりして過ごしましたね。なんだかパッとしない現実逃避の仕方。

 

最近はノンフィクションとかコラムしか読んでないので、ストーリー性があるものがよみたいな・・・

 

 

お金:『花森安治』

無印良品の本2。

花森安治

花森安治は雑誌『暮らしの手帖』の初代編集者だそうです。

本書は『柳 宗悦』と同じように、いくつかの短編エッセイや詩が入っています。

 

前半までは作品のチョイス的に、「美しく生きる」ということだけを考えているような作品が並び、少しむず痒く厭らしい感じがします。でも、中盤以降の作品はお金の使い方にも言及があって、さすが『暮らしの手帖』の人だなぁ、といったところ。私は『暮らしの手帖』を読んだことはないのですが。

 

文章の語感が心地よくて、何度も繰り返し、だけどさらっと読めます。

 

ここ何ヶ月か家計が赤字の月がつづきました。次の職の研修費など、自分に対する投資で仕方のない出費もあるのですが、基本的には娯楽に対する私の金遣いの荒さがもたらした結果です。好きな事物にお金を使っても、それが手に入った喜びより、出費をしたという圧迫感のほうが勝ってしまう。好きを追求するよりも、結果もたらされる自分の楽しさ心地よさを考えるべきだと、少し反省。

 

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san-reading.hatenablog.com

 

 

今死んでも、貯金的にはまったく悔いなしです。 

詩のような言葉や、短編エッセイがいくつか収録されています。

細マッチョ:『柳 宗悦』

無印良品から本が出てたんですね〜と思って買いました。

 

柳 宗悦

柳宗悦民藝運動の人ですね。

実用品の美について綴った・・・論文?エッセイ?です。

 

最近ジムに行き始めました。筋肉をつけようと思って。でもただのデスクワーカーである私が、ジムでつけた筋肉って実用的じゃない・・・不必要な筋肉ですよね。なんだかしっくりとしない筋肉です。たぶん柳宗悦的には美しくない筋肉なんじゃないですかね。

 

くだらないことを書いてしまいました。

でも読んで頭に出てきたのが筋肉だったので。

 

 

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もともと筋肉質だからジム行く必要ないかしら、という怠惰な性格丸出しな発言。

本屋とは:『これからの本屋』

小学生のときの夢は小説家でした。中学生のときの夢は書籍の編集者でした。高校生以降は特になりたいものとかなかったんですけど、今は本屋にすごく興味があります。どんどん読者よりに興味が移行してきてます。

 

 これからの本屋 北田博充

私の中では本屋の定義は、「物質としての本を売っている物質としてある店」でした。私はネットでも本を買いますが、それを「本屋で買った」とは言わないですね。本専門のショップでも「ネットで買った」と言ってました。

 

本書では物質としてある店に加えて、実際には存在しない店や、固定の店を持たない”人”も「本屋」として取り上げています。それに対して、違和感を覚える人も絶対いると思います。でも、私は割としっくりきたかな・・・。直接物質的な本を売ってなくても、「本を売ろう」「いつか本を買ってくれるように」と働きかけてる人やところは「本屋」と思っていいのかな〜と。呼んだ後には思いました。

 

「本屋」という商売が斜陽であることは、世の中に疎い私でも知っています。

本を娯楽として捉えてみます。

最近思ったのですが、本って楽しめるのに時間がかかる娯楽だなぁ、と。たぶん視覚からの娯楽って、動画が一番速く脳に伝わる気がするんですよね。本は本で即効性はないけどじんわりとした楽しさがあるんですけど。それを知る機会がないと、やはり即効性がある娯楽にしか食いつかないような気がして。本書の中にも本の魅力を知らない人に、本や本屋の魅力を伝えるのも本屋の仕事、という話があって、まさにそうだなぁと。まず本を楽しむ=買う人の母数を増やさないと、ますます大変なんだろうなぁと。

 

 

【購入場所】

www.title-books.com

 

 

今年は鈍感でした:『世界をきちんとあじわうための本』

去年末に書いてた記事。

その後、端末を壊すなどしてバタバタした年末年始で公開できませんでした。

今年もなんとか更新していきたい。。。

 

 

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2017年ももう終わりですね。早いなぁ。

 

世界をきちんとあじわうための本 ホモ・サピエンスの道具研究会

 

私は意図的に世界を味あわないようにしています。

就職活動中に自分の長所としてあげていた「忍耐力」。職場のおじさまたちにも「桃三さんは精神力強いよね」と褒めて(?)もらっています。他に褒める点もないので。

 

私は前々から、「世界は己が認知しているようにしか存在していない。」と考えていました。まじで、「おもしろきこともなき世をおもしろく すみなすものは心なりけり」的な感じです。

最初になんとなくそう感じたのは高校生のとき、全国大会常連、いわゆる「強豪」といわれる部活に所属していた頃です。練習は体力的にも精神的にも辛くて、今思えば最近話題のブラック部活動ってやつだったのかもしれません。毎日の練習時間をどうやって乗り切るか、私が編み出した方法は「何も感じない」ということでした。感情をOFFにする。怒鳴られてもそれに気づかないようにするのです。怒鳴られた内容で必要と思われる情報のみを抜き出して、あとは自分の中に何も留めないようにしていました。怒鳴られたという事象を、自分が認知しなければ、それは私が知る世界の中ではなかったことになるのです。

部活でのこの経験を、言葉に置き換え、具体的に考えだしたのは大学生からです。社会学の講義をなんとなく聞くようになってから。

就職して、仕事で辛いことだらけなのに、私が平気な顔をしていられるのは、辛い時に世界を感じないようにしているからです。ちなみに「辛い」を「楽しい」等のポジティブ感情に置き換えることはできませんでした。あくまで「辛い」を感じないようにしかできなかった。程度によりますが。小さな辛さは「良い経験」に置き換えていますが。

 

でも最近、この対応の仕方はあまり良くないのだろうなと思い、変えようと思っています。世界を感じないようにする頻度が多すぎて、別に辛くないときの感度も鈍っているように感じたからです。さしあたり必要のないことも、必要なことも全てに気づかなくなっていく。

 

というわけで、来年は世界をきちんとあじわっていこうかな・・・と。辛いことがあったら、その場で泣きわめいてやろうかと・・・。笑 世の中の人は辛いことってどうやって乗り越えているんだろうなぁ? 

 

今年もお世話になりました。来年はもっと本読みたい。

 

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今年もよろしくお願いします。

 

読む時間がなくて:『戦略読書』

本を、読む、時間がなーい!!

 

戦略読書 三谷宏治

社会人になって、本をよむ時間はほぼなくなりました。今となっては、1月に1冊読めていれば、まだマシな方。小学生の頃などは、1週間に10冊は読んでいました。毎週土曜に図書館に連れて行ってもらって、貸出上限(10冊)いっぱいいいっぱいに借りるという習慣があったので。児童向けの本が多かったとはいえ、週10冊も読むというとそこそこの時間を費やしていたはず。はぁ。羨ましい。

 

私は本、特に物語はなんでも読みたくなってしまうタイプなのですが。もうそんなことは言っていられなくなりました。家には読まれていない本が山になっています。読む本の取捨選択が迫られています。。。

 

「戦略読書」は読書を人生(特に仕事)の糧にするための読書法が詰まった本です。私は仕事の糧にするために読書をしているわけではないので、本の趣旨にあった読者ではないのですが、読書ポートフォリオ・マトリクス なる図、書斎の作り方、あとは著者の本レビュー(けっこう量がある)に惹かれて購入してしまいました。人が書いた本レビューを読むのけっこう好きなんですよね。そうして読みたい本がたまってゆく。

 

 

「仕事できるようになりたい!そのために本を読んで知識を得たい!」と思ってる人には役立つと思います。わかりやすいですし。でもなんというか・・・厚いんですよね。笑 辞典レベル。まあ紙が少し厚めというのもあるでしょうが。。。

著者は「この本は本好きのための、そして本好きをつくるための本なのですから。」と言っていますが、現時点で本が苦手な人は、この本読めないような気がしますね。厚さに怖気づきそう。笑 ページを開いてしまえば、うまくまとまっているので、本の趣旨にそった重要なところだけ読めますが。・・・本好きのための本というのは間違いないです。

 

 

戦略読書

戦略読書

 

 

あ〜週休3日にならないかなぁ〜 

10年越しにわかる:『「考える」ための小論文』

なぜ学生の間に読まなかったのか。

 

「考える」ための小論文 西研/森下育彦

私はゆとり世代です。個性と自主性を求められた世代。中学教育で既に選択授業の時間なんてものがありました。たしか週2コマ。私は国語と社会をとっていたと思います。授業内容はいわゆる普通の授業とは少し異なっていました。社会の方は忘れてしまいましたが、国語の方はなんとなく覚えています。確か、お題の文章を読んでレジュメをつくったり、議論をしたり・・・といった感じ。

 

「考える」ための小論文 という本はその国語の選択授業で頂いた本です。ある時、授業内でグループ単位での朗読大会というものがあって、私以外のメンバーが優秀であったがために見事優勝(演劇部員が多かったのです)。本はその景品でした。先生が持ってきてくださった10冊程度の中から、選んだ本。先生は私のチョイスを褒めてくださいました。「これは良い本だからね。おすすめですよ。良い本選んだね。」と。正直私はテキトーに選んだのです。先生おすすめの10冊は中学生の私にはまったく興味がないラインナップでした。その頃の私は本は小説しか読まず、実用書や論説書には魅力を感じませんでした。この本を選んだのも、「小論文の教本?この中で一番実用的かな?」なんて思ったからです。

 

そして私は小論文に全く縁がない学生人生をあゆみました。勉学をほとんどこなさなかった私の、数少ないお勉強イベントは高校・大学受験だったのですが、小論文を書くようなテストではありませんでした。そしてこの本は本棚の肥やしとなっていました。

 

10年以上が過ぎ、今年の梅雨に実家をでる際、厳選されたお気に入りの本とともにこの本は私のワンルームの城に入城。読んでいない本を実家に置いていくのが惜しくなったんですよね。なんかよくわからないところでケチなので。初めての一人暮らし、当初は日用品の出費が多く、本が買えず。遂にこの本に手を出しました。

 

やっと本の内容に触れられます。笑 この本は小論文の教本というよりは、考えることの重要さを説いた本です。気づきや経験を大切にし、それをもとに考えを深め、言葉にする=小論文 だということです。私が言葉にすると薄っぺらくて、とても小論文がかけそうにないですね。笑

予想に反して、退屈せずに読めました。面白かった。そして先生がこの本を景品の中に含めた理由もなんとなくわかりました。たぶん生徒に小論文を得意になって欲しかったから、、、というだけではないと思います。他の子はどんな本を選んだのか、まったく覚えていませんが、先生が選んだ他の本も読んでみたいです。

 

 

「考える」ための小論文 (ちくま新書)

「考える」ための小論文 (ちくま新書)

 

 

この本で課題文としてとりあげている、『構造・神話・労働』を購入。今日行った本屋でたまたま発見。ほかの本もあるので、いつから読み始めるかわかりませんが。。。楽しみ。