なんとなく読書感想文

小説:実用書:漫画=1:1:1。活字を読んでいるだけでそれなりに楽しい、というおめでたい頭の持ち主なのであまり書評的なことはしません。ただの感想文。流行にはついていけてません。

10年越しにわかる:『「考える」ための小論文』

なぜ学生の間に読まなかったのか。

 

「考える」ための小論文 西研/森下育彦

私はゆとり世代です。個性と自主性を求められた世代。中学教育で既に選択授業の時間なんてものがありました。たしか週2コマ。私は国語と社会をとっていたと思います。授業内容はいわゆる普通の授業とは少し異なっていました。社会の方は忘れてしまいましたが、国語の方はなんとなく覚えています。確か、お題の文章を読んでレジュメをつくったり、議論をしたり・・・といった感じ。

 

「考える」ための小論文 という本はその国語の選択授業で頂いた本です。ある時、授業内でグループ単位での朗読大会というものがあって、私以外のメンバーが優秀であったがために見事優勝(演劇部員が多かったのです)。本はその景品でした。先生が持ってきてくださった10冊程度の中から、選んだ本。先生は私のチョイスを褒めてくださいました。「これは良い本だからね。おすすめですよ。良い本選んだね。」と。正直私はテキトーに選んだのです。先生おすすめの10冊は中学生の私にはまったく興味がないラインナップでした。その頃の私は本は小説しか読まず、実用書や論説書には魅力を感じませんでした。この本を選んだのも、「小論文の教本?この中で一番実用的かな?」なんて思ったからです。

 

そして私は小論文に全く縁がない学生人生をあゆみました。勉学をほとんどこなさなかった私の、数少ないお勉強イベントは高校・大学受験だったのですが、小論文を書くようなテストではありませんでした。そしてこの本は本棚の肥やしとなっていました。

 

10年以上が過ぎ、今年の梅雨に実家をでる際、厳選されたお気に入りの本とともにこの本は私のワンルームの城に入城。読んでいない本を実家に置いていくのが惜しくなったんですよね。なんかよくわからないところでケチなので。初めての一人暮らし、当初は日用品の出費が多く、本が買えず。遂にこの本に手を出しました。

 

やっと本の内容に触れられます。笑 この本は小論文の教本というよりは、考えることの重要さを説いた本です。気づきや経験を大切にし、それをもとに考えを深め、言葉にする=小論文 だということです。私が言葉にすると薄っぺらくて、とても小論文がかけそうにないですね。笑

予想に反して、退屈せずに読めました。面白かった。そして先生がこの本を景品の中に含めた理由もなんとなくわかりました。たぶん生徒に小論文を得意になって欲しかったから、、、というだけではないと思います。他の子はどんな本を選んだのか、まったく覚えていませんが、先生が選んだ他の本も読んでみたいです。

 

 

「考える」ための小論文 (ちくま新書)

「考える」ための小論文 (ちくま新書)

 

 

この本で課題文としてとりあげている、『構造・神話・労働』を購入。今日行った本屋でたまたま発見。ほかの本もあるので、いつから読み始めるかわかりませんが。。。楽しみ。